介護保険資格確認等WEBサービスAPI仕様書(暫定版)とケアプランデータ連携標準仕様をケアマネ視点で整理

加算・報酬改定

結論:介護ソフトから資格確認とケアプラン連携が「直接」できる時代への準備が始まった

  • ポイント1: 介護ソフトと「介護保険資格確認等WEBサービス」がAPIでつながる仕組みの暫定仕様が公開された。 厚生労働省 厚生労働省
  • ポイント2: ケアプランデータ連携システムは「介護情報基盤」に統合され、介護WEBサービスの一機能として動くようになる。 厚生労働省
  • ポイント3: 統合後にケアプラン連携機能を使えるのは、「標準仕様4.1版」または「5.0版」に対応した介護ソフトだけになる。 厚生労働省
  • ポイント4: 今回のAPI仕様書は「暫定版」であり、今後の技術検討を踏まえて内容が更新される予定。 厚生労働省 厚生労働省
  • ポイント5: ケアマネが今やることは、「自分の事業所の介護ソフトがどのバージョンに対応する予定か」をベンダーに確認しておくこと。

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介護保険資格確認等WEBサービスAPI仕様書(暫定版)の意味

介護保険資格確認等WEBサービスとは何か

  • 仕組みのイメージ:
    • 介護情報基盤を使って、利用者の
      • 介護保険被保険者証の情報
      • 要介護認定情報など
        を、事業所のパソコンから電子的に確認できる仕組み。 厚生労働省
  • これまでの使い方:
    • 電子証明書を端末に入れる
    • インターネットにつながった端末から
    • ブラウザで「介護保険資格確認等WEBサービス」にアクセスして画面操作

今回追加される「API連携」のイメージ

  • APIとは:
    • システム同士がデータをやり取りするための「決めごと(インターフェース)」のこと。 厚生労働省
  • 今回のAPI連携でできること:
    • 介護ソフトと介護WEBサービスが直接つながる
    • 職員はブラウザ画面を開かなくても
    • 普段使っている介護ソフトの画面から

「暫定版」であることの意味

  • 暫定版の位置づけ:
    • まだ検討中の項目を含んでいる
    • 今後、技術的な検討を進めたうえで内容を更新予定
    • 介護ソフトベンダーが改修の検討を始められるように、先行して公開された。 厚生労働省 厚生労働省
  • 確定版の予定:

介護保険資格確認等WEBサービスAPI仕様書(暫定版)の添付ファイルと使い方

厚労省の資料とあわせて、国保中央会が作成したAPI仕様書には、複数の別紙が用意されています。 厚生労働省

別紙の一覧(主なもの)

  • 別紙1:APIと関連する画面(.docx)
    • 内容: 介護WEBサービスの画面とAPIの関係を説明
    • ケアマネの使い方:
      • 「どの画面の操作が、ソフトから自動でできるようになるのか」をイメージするのに役立つ
  • 別紙2-1:API仕様書(介護情報・資格確認)(.pdf)
    • 内容: 資格確認や介護情報取得のAPIの詳細仕様
    • 主な読者: 介護ソフトベンダー、システム担当者
    • ケアマネの視点:
      • 「どの情報項目までソフトから取れるようになるのか」をベンダーに確認する際の根拠資料になる
  • 別紙2-2-1:API仕様書(ケアプランデータ連携)(.pdf)
    • 内容: ケアプランデータを送受信するAPIの仕様
    • ケアマネの視点:
      • 居宅介護支援事業所とサービス事業所間のケアプラン送受信が、どのような形式で行われるかの「設計図」
  • 別紙2-2-2:送信様式レイアウト(.pdf)
    • 内容: ケアプラン送信時のデータレイアウト
    • ケアマネの視点:
      • 自分が作成しているケアプランの内容が、どのような項目に分かれてシステム間で送られているかを把握できる
  • 別紙2-2-3:受信様式レイアウト(.pdf)
    • 内容: ケアプラン受信時のデータレイアウト
    • ケアマネの視点:
      • サービス事業所側でどのように情報が受け取られているかをイメージしやすくなる
  • 別紙3:API仕様書の読み方(.pdf)
    • 内容: 専門的な仕様書を読むためのガイド
    • ケアマネの視点:
      • ベンダーやシステム担当者と話すときに、「どこを見れば何が書いてあるか」をつかむために有用
  • 別紙4:サービス種類と職種の処理権限(.xlsx)
    • 内容: どのサービス種別・職種が、どの処理権限を持つかの一覧
    • ケアマネの視点:
      • 自分の職種でどこまで操作できるのか、事業所内の権限整理の参考になる
  • 別紙5-1:ケアプランデータ連携標準仕様(.docx)
    • 内容: ケアプランデータ連携の標準仕様そのもの
    • ケアマネの視点:
      • これまで単独で示されていた標準仕様が、「API仕様書の別紙」として位置づけ直されたことが重要
  • 別紙5-2:ケアプランデータAPIフォーマット概要
  • 別紙5-3:送受信レイアウトと様式との対応関係
    • 内容: ケアプランの様式と、システム上のデータ項目の対応関係
    • ケアマネの視点:
      • 「様式上のどの欄が、どのデータ項目として送られているか」を確認できる

ケアプランデータ連携標準仕様の今後の取扱い

これまでの位置づけ

  • 目的:
    • 居宅介護支援事業所と居宅サービス事業所の間で、ケアプランを電子的に送受信するための共通ルールとして整備されてきた。 厚生労働省
  • これまでの流れ:
    • 厚労省が「ケアプランデータ連携標準仕様」を定め
    • 介護ソフトベンダーに対して、ソフト改修を依頼してきた。 厚生労働省

今回の変更点(大きな方向性)

  • 介護情報基盤との統合:
    • ケアプランデータ連携システムは、今後「介護情報基盤」と統合される予定
    • 統合後は、「介護WEBサービスの一機能(ケアプランデータ連携機能)」として動く。 厚生労働省
  • 標準仕様の位置づけ変更:
    • これまで通知等で示されてきた標準仕様は
    • 今後は「API仕様書の別紙」として示される形に整理される。 厚生労働省

統合後に使える介護ソフトの条件

  • 利用可能なソフトの条件:
    • 介護情報基盤と統合した後、ケアプランデータ連携機能を使えるのは
      • 標準仕様第4.1版
      • 標準仕様第5.0版
        のいずれかに対応した介護ソフトのみ。 厚生労働省
  • ケアマネが確認しておきたいこと:
    • 自事業所の介護ソフトが、どの標準仕様バージョンに対応しているか
    • 今後、4.1版または5.0版に対応する予定があるか
    • 対応時期はいつ頃か

介護ソフトと介護WEBサービスのAPI連携スケジュール

ベンダー試験の予定

  • 今後の流れ:
    • 介護ソフトと介護WEBサービスのAPI連携機能について
      • 介護ソフトベンダー向けの「ベンダー試験」を実施予定。 厚生労働省
  • 別途周知される内容:
    • ベンダー試験の開始時期
    • 申し込み方法
    • 具体的な実施方法
      などは、改めて案内される。 厚生労働省

機能リリースのタイミング

  • リリース時期の目安:
    • API連携機能のリリース時期は
    • ケアプランデータ連携システムと介護情報基盤の統合以降
      を予定している。 厚生労働省

ケアマネジャー視点:現場で何が変わるのか

期待されるメリット

  • 資格確認の手間が減る可能性
    • 介護ソフトから直接、資格情報や要介護認定情報を確認できるようになれば
    • ブラウザで別システムを開く手間が減る
    • 利用者情報の確認が、今よりスムーズになるイメージ
  • ケアプランのやり取りが整理される可能性
    • ケアプランデータ連携標準仕様に沿ったやり取りが進めば
    • 事業所間でのケアプラン送受信が、より統一された形で行われる
    • 誤送信や情報抜けのリスクを減らせる可能性

ケアマネが今からできる準備

  • 介護ソフトベンダーへの確認事項
    • 標準仕様4.1版/5.0版への対応状況と予定
    • 介護WEBサービスAPI連携への対応予定(資格確認・ケアプラン連携の両方)
    • ベンダー試験への参加予定の有無
    • リリース時期の目安
  • 事業所内で話し合っておきたいこと
    • 誰がどの権限で操作するか(別紙4「サービス種類と職種の処理権限」を参考)
    • ケアプラン送受信の運用ルール(どのタイミングで送るか、誰が確認するか)
    • 紙と電子の併用期間をどうするか

添付ファイルの実務的な読み方(ケアマネ向けの優先度)

まず目を通しておきたい資料

  • 本体:介護保険資格確認等WEBサービスとの連携におけるAPI仕様書(暫定版)厚生労働省厚生労働省
    • 見るポイント:
      • 2章「介護保険資格確認等WEBサービスについて」
      • 3章「介護保険資格確認等WEBサービスのAPI」の概要部分
    • 理由:
      • どのような情報がソフトから見られるようになるのか、全体像をつかめる
  • 別紙5-1:ケアプランデータ連携標準仕様
    • 見るポイント:
      • ケアプランのどの情報がデータとしてやり取りされるか
    • 理由:
      • 自分が日々作成しているケアプランが、どのようにシステム間で扱われるかを理解できる

ベンダーやシステム担当と話すときに役立つ資料

  • 別紙3:API仕様書の読み方
    • 専門用語が多い部分を、どのように解釈すればよいかのガイドとして活用
  • 別紙4:サービス種類と職種の処理権限
    • 事業所内の権限設定や、誰がどこまで操作できるかを整理する際の材料になる

まとめ:ケアマネとして「今」押さえておきたいチェックリスト

  • チェック1: 自事業所の介護ソフト名と、標準仕様4.1/5.0への対応状況を把握したか
  • チェック2: ベンダーに、介護WEBサービスAPI連携(資格確認・ケアプラン連携)への対応予定を確認したか
  • チェック3: ケアプランデータ連携標準仕様(別紙5-1)の位置づけが、「API仕様書の別紙」に変わることを理解したか
  • チェック4: 統合後、対応ソフトでないとケアプランデータ連携機能が使えないことを、事業所内で共有したか
  • チェック5: 権限や運用ルールを、別紙4などを参考に整理し始めているか

引用・参考資料

  • 厚生労働省「介護保険最新情報 Vol.1505『介護保険資格確認等WEBサービスとの連携におけるAPI仕様書(暫定版)の公開及びケアプランデータ連携標準仕様の今後の取扱いについて』」 厚生労働省
  • 公益社団法人国民健康保険中央会「介護保険資格確認等WEBサービスとの連携におけるAPI仕様書(暫定版)」および各別紙 厚生労働省

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