高齢者の転倒転落(事故が少ない事業所を選びましょう)

介護保険
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 高齢者は転倒転落がつきものです。加齢とともに運動量が減少し、下肢筋力が低下します。また認知症などによる理解力の低下からか危険予測ができない状況にある方も多いです。施設や病院では、安全管理を十分に徹底していますが、下記の対策をしっかり行っているかどうかで見分ける方法もありますのでご紹介します。

個別ケアの徹底

 利用者の転倒には、内的要因(本人の要因)と外的要因(環境の要因)が混在しています。転倒予防支援は、一人り一人違う為、個別のケア実施します。本人に聞き取り(アセスメント)を実施し、生活スタイルに合った予防が必要です。予防策を実施するためのプランは、在宅・病院・介護施設などでは存在ます。しっかりと計画立てて転倒予防に取り組んでいる事業所を選びましょう

排便コントロール

 高齢者は、便秘や下痢など排便が落ち着かないことが多いです。切迫すると慌ててしまい転倒してしまうことも少なくないです。日ごろから日常の生活サイクルを確認し、排せつパターンを確認することで予防を図れることがあります。また生活リズムが乱れていると転倒とつながりますので、生活リズムを整える支援を実施しましょう。活動期と休息期があることを意識して確認します。また食後にはトイレ誘導を実施しておくと落ち着いてベッドで過ごせます。施設では食後はかならず声掛け誘導を実施しましょう。食後そのまま部屋に押し込んでしまう施設はよくないですよ。

意識付け

 利用者は、認知症や物忘れの病気で、転倒の危険があることを説明しても理解していただけないことが多いです。そんな場合も、説明を繰り返しながら利用者との転倒に対しての意識の共有を行います。その際には具体的な説明が効果的です。
何かあったら教えてください」ではなく「杖を拾うときには教えてください」や「ベッドからおりるときは教えてください」など具体的な説明を行います。わからないときには、絵などで示すことができればなおいいです。入所予定のある方は、見学の際にそのような細かい支援が行き届いているかしっかりと確認してください。

転倒予防

・入院されている場合、勤務交代時にはセンサーマットの位置の確認及び動作確認が必要です。場所が一歩ずれるだけで、転倒したのちにセンサーが鳴るなど意味がないこともあります。
・入所や入院は、初めに情報の聞き取りを行います。その情報の聞き取りが共有ができており、多職種が共同して転倒予防対策を図っていることも肝要です。

まとめ

施設や病院が、転倒予防が図れているかの確認は上記以外にも
・対策を講じているか?(施設や病院はかならず安全管理などの委員会的なものがあります。)
・人手不足ではないか?(少人数で利用者を見ている)
・センサーマットは十分にあるか?(今はICTの活用なども検討されている。自動で見回りできるロボットなど)
等、見える部分での確認も必要だと思います。日ごろから本人やご家族が「みーてーるーぞ」と目を光らせておくことも予防につながります。

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