訪問介護(ホームヘルパー)

介護保険
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おじいさん
おじいさん

困ったよ~。母ちゃんが亡くなって一人で頑張ってきたけど、体が悪くなって動けなくて・・・部屋も汚れて、食べるものも買いに行くのが大変になった。病院に行くのも大変で、行ったりいかなかったりだよ。何とかならないかね~?

ケアマネジャー
ケアマネジャー

これまで、お一人で頑張ってこられたのですね。おじいちゃんは要介護1の介護認定を持っておられますので、訪問介護サービスを受けれます。今お困りのサービスを介護保険でお手伝いできますよ。

おじいさん
おじいさん

じゃー具体的には何ができるのか教えて。

このおじいちゃんですが、すでに介護認定をお持ちです。「一人暮らしで、早くに妻を亡くし、一人で生活してきたが足を悪くして動けなくなった」ってところですか・・・ケアマネジャーは、このおじいちゃんの自立した生活を支えるため訪問介護の利用を検討しています。
そこで訪問介護の説明を行いますが、痒い所に手が届く程度にざっくり説明します。

訪問介護の種類:訪問介護は、二つに分かれており生活支援身体介護に分かれます。
 生活支援掃除洗濯などの生活していく上で必要な支援。
 身体介護:おむつ交換・入浴の介助・移乗介助などの利用者の身体に触れて行う支援

訪問時間:時間の設定は多くの枠があり、法律で決められた時間枠をケアマネジャーが組み立てて訪問します。一部だけ紹介します。
 生活支援 45分以上か、45分以下で分かれています。
 身体介護 30分単位で必要に合わせて増えていきます。
 ※注意:よく聞かれるのですが、「一日中見てて」や「3時間ぐらい見ててもらえる?」などの訴えがありますが1時間程度が妥当です。訪問介護は、家政婦ではありません。本人の自立を促すものです。間違えないようにお願いします。また、生活支援は1日に連続で何度もは入れません。サービスとサービスの間で、2時間空ける決まりがあります。介護度によって1か月で入れる生活援助の回数が決まっており、それを超えるプランを作成するには、市区町村への届け出が必要です。

費用:設定が様々。経験上、中央値は1回あたり300円(1割負担)程度と思います。

訪問介護でできること

掃除:おじいちゃんが、日常的に使っている部屋やトイレ水回りなどの掃除ができます。
   ※できない事:同居家族がいる場合、トイレや浴室などの共有スペースは、「家族が実施する」との見解のためできません
          庭の掃除や窓ふきなどは、生活に密着していないためできません。

洗濯:本人の使っている洋服やシーツなどの洗濯物干しができます。布団も干せます。
   ※できない事:同居家族がいる場合は、家族のものはできません。

受診:タクシーなどの乗降時に介護が受けれます。ただし、病院内での移動は、病院のスタッフにお願いすることとなります。

入浴:着替えや入浴時の移動の介助や、洗身洗髪の介助が受けれます。

お薬:内服を忘れないように声掛けや確認ができます。

その他、いろいろありますが、費用やサービスの内容など詳しくは、厚生労働省のホームページをご確認ください。

ケアマネジャー
ケアマネジャー

おじいちゃん。週に1時間を2回程度掃除や洗濯買い物などの支援を入れて、食事は配食弁当など社会資源を調整しましょう。病院に行くときには介護タクシーを利用すると受診できるようになりますよ!

事業所:ヘルパー事業所には、人員基準などを満たすことで、特定事業所加算を算定している事業所があります。特定事業所加算Ⅱだと1割増し。馬鹿にならないです。そして、私の感覚ですが、特定事業所加算をとっている事業所とそうでない事業所の支援内容には差がないように感じます。(こんなこと言ったら怒られますが・・・)。ですが最終的には、皆さんが選択することなります。

この情報が、ご家族や当事者がヘルパーさんを使うときのヒントになればいいかなと思います。

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