介護老人保健施設とは
老人保健施設とは、介護保険を利用して入所する施設サービスです。
在宅支援のような上限はなく、単価が設定してあります。
医療と介護の両方を受けることができる施設です。具体的に言うと
１、在宅復帰、在宅療養支援のための地域拠点となる施設
２、リハビリテーションを提供する機能維持・改善の役割を担う施設
となります。
そのため、在宅に帰るための施設といえるため、数年単位では入所することのできない施設です。
介護老人保健施設の特長
介護老人保健施設は特色が様々です。
介護老人保健施設は「基本型」と「強化型」の種類がある。在宅復帰者が一定割合以上の場合等の決められた指標が基準値を超えていると強化型となります。その他にも多くの種類の加算があり、状況や体制に応じて算定ます。
介護老人保健施設の特色もいくつかあり、施設によって得意不得意などがあります。
①認知症の専門棟を持っている施設（認知症専門医療機関が併設していたりなど、認知症に関しての専門知識を持った職員が対応します）
②医療依存度の高い患者（総合病院付属の施設で、抗がん剤治療や吸引の必要な患者の対応）
③リハビリに特化している在宅復帰専門施設（一般的な介護老人保健施設です。）
大きくは、生活の一部のトラブルで在宅生活が困難になった場合、入所してリハビリを実施し生活機能を改善させ在宅に帰る。又は家族の介護疲れから離れる時間を保つための施設となっています。
退所までの期間
退所までの期間
おおむね ３か月～６か月の期間限定（必ずではない）３０日以内の入所は、ショートステイになり施設サービスではなく在宅サービスの一環です。３１日以上が入所となります。入所まもない予定外の入院などの対処の場合を除きます。入所後3か月は、短期集中リハビリテーション加算の算定が可能なため、施設担当者は３か月を超える日数で在宅復帰をお願いされる事業所も多いようです。
費用
費用は、利用されたサービス分だけかかります。
基本的な料金は、介護認定によって違います。介護認定が軽い方ほど安く、高い方ほど高いです。
３０日間で、２６０００円～３３０００円程度（１割）です。
食事代が、 １４４５円／１日
お部屋代が、２００６円／１日（ユニット型）
１６６８円／１日（個室）
３７７円 ／１日（４人部屋）
課税世帯の場合、多床室で１１万程度。ユニットケアで１６万程度。
地方によって、割合が違うので金額に差が出ます。
どこに相談するの？？
介護老人保健施設の相談窓口は、「支援相談員」です。施設には一人の常勤が必須なので必ず配置されています。気軽に相談をしてみましょう。
また、介護老人保健施設は病院から退院される予定の方が「もう少しリハビリをして自信をつけて帰りたい」と希望される方が多いです。入院先の地域連携室の方に相談してもいいでしょう。
在宅の場合は、在宅のケアマネジャーさんに相談をしてください。
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