ケアマネジャー(介護支援専門員)が、選びたくなるサービス事業所10選

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 ケアマネジャーは、「公平中立」・「説明責任」などと表向きでも言っているものの、サービス事業所を選択する際には、そうはなっていないことが多いです。多くのご利用者は、サービス事業所が「わかりません」「どちらの事業所でも結構です」との意見が、ほぼほぼです。ご利用者は、どこにどんなサービス事業所が存在しているのか、をご存じないの方が多いです。とすれば、ケアマネジャーの説明の仕方一つで、事業所は決まるものです。
 ケアマネジャーが、サービス事業所をどのような視点で選んでいるのかを独自な考えを含めご紹介します。
 

 ケアマネジャーを長くしていると、痒い所に手が届く事業所を選択していることに気が付きます。今回は、そんな「ありがたい」事業所さんをご紹介します。

軽微な変更は実績で変更してくれる事業所
 事業所向けの提供表。ケアマネが、加算や日程を間違うことがあります。また、デイサービスのご利用者が、利用日を振り返ることもあります。その際には、「実績で変更」してほしいです。提供表の差し替えを求められると大変になります。

融通がきく事業所
 福祉用具だったら、「デモの期間が長い」。ヘルパーさんだったら「ちょっとした横出しサービスを無料でしてくれる」。通所は、「送迎時に、無料で自宅のベッド横まで介助しに行ってしてくれる」等、少しわがままも聞いてくれる事業所さんがいいです。特に高齢者は、「特別ですよ。」などと説明するとうれしく感じるものです。後々いい関係性を作れます。介護は、もともと福祉の精神が強いと感じます。報酬をもらってサービスを提供する公助的ではなく、共助的な支援を含めた支援が望まれます。

報告だけでなく、動いてくれる事業所
 ケアマネのチームアプローチを行うまとめ役です。各サービス事業所が、利用者とつながり、支援を行うのが一般的ですが、ケアマネに細かいことを報告してくる事業所もあります。担当者会議で大きな介護の流れは確認できているので、必要なことは、皆が連携して動くこと。窓口はケアマネが開くとしてもその後の連絡は積極的に直接行いましょう。「本人の様子(状態や環境)がおかしいです」との報告だけして、「あとはケアマネ任せ」にし、「動かない」じゃダメです。

診療情報提供書を依頼受取してくれる事業所
 在宅の利用者の入所の相談を施設の相談すると施設職員は「主治医からの情報提供が必要です」と話をします(そんなの知っています)。家族は、自分で介護する時間ができるのなら、施設も依頼したりしませんので、意見書を依頼する時間も惜しい方が多いです。入所やショート、どうかするとデイケアなども「情報提供書がないと受けれない」など説明されます。入所は分かりますが、そんなショートステイやデイケアなど、本人家族は選びませんよ。

判断が早い事業所
 利用や入所、福祉用具の納品等の利用開始時における判定が早いと助かります。いつまでも「受け入れ(利用)ができるか検討中です。」との返事だと利用者を待たせます。よくあるのが、窓口の方に責任感がないことで判断が遅れる事です。利用者を受け入れるかどうか相談を受けた時点で返事ができなければそれは意味がないです。判断してほしいから電話しているのであって、そこに責任感がない方がいると判断が遅れます。

クレームが少ない事業所
もちろんですが、利用者に寄り添ってくれる事業所でいてほしいです。また、必要以上のサービスを要求されると困ります。

チームアプローチ機能がうまくできる事業所
 「餅は餅屋」ってことです。例えば訪問看護師が、「ヘルパーが必要・ショートステイが必要」などと言ってくる。これは問題外です。これが、本人家族にまで助言をされていると始末が悪いです。わかりますが「伝え方」に工夫が必要です。「掃除洗濯が大変そうです。家族の負担が大きいようです。」と報告をいただきたいです。サービスの調整は、家族や地域などの社会資源を活用できるか、また公的サービスを使うのかなどもありますので、ケアマネがアドバイスすることです。

利用者情報を教えてくれる事業所
 利用者状況を毎月いただけると日々の状況がわかります。利用者に月に1回会うケアマネと、月に何度も会うサービス事業所では情報に差が多いです。ケアマネジャーは時間に追われています。作業も多いので日々状況を確認できる、サービス事業所の情報は助かります。

担当者と直接連絡が取りやすい事業所
 担当者と常に直接連絡が取れると、話が早くて助かります。

利用者家族のために一生懸命
 やはり、一番大事なのは職業倫理です。事業所の利益のために動くサービス事業所さんは、選びたくないです。多少不利益になっても、「利用者のため」「家族のため」に一生懸命になってくれる事業所さんにお願いしたいです。

※私、ケアマネ父ちゃんが経験をもとに作成しております。都道府県や保険者によっても変化があります。そのため内容についての一切の責任はとれませんのでご了承ください。

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