- 【結論】訪問看護は「別表7に当てはまるか」でほぼ判断できる
- 訪問看護がややこしく感じる理由|ケアマネが迷いやすいポイント
- 別表7とは?訪問看護が医療保険になる人のリスト
- 別表7のメリット|訪問看護が使いやすくなる理由
- 別表8とは?医療的ケアが多い人のリスト
- 別表8のメリット|介護保険のままでも柔軟に対応できる
- 別表7と別表8の両方に該当する場合
- 特別訪問看護指示書とは?一時的に医療保険へ切り替える仕組み
- よくある誤解|医療処置があっても医療保険とは限らない
- 特定疾病との違い|40〜64歳の介護保険利用と混同しないために
- ケアマネのための訪問看護チェックリスト
- まとめ|訪問看護の判断はこの順番だけで迷わない
- ケアマネが迷わない判断フロー(実務向け)
【結論】訪問看護は「別表7に当てはまるか」でほぼ判断できる
訪問看護が医療保険になるか、介護保険になるかは、実はとてもシンプルです。原則は「介護保険優先」だけど、“例外が多い”ので実務では医療保険になるケースが普通にある
👉 最初に見るのは「別表7に当てはまるかどうか」だけ。
- 別表7に当てはまる → 医療保険
- 当てはまらない → 特別訪問看護指示書の有無を確認
- 指示書があれば → 医療保険(14日間)
- どちらも該当なし → 介護保険
※別表8は「回数や時間を増やすための調整材料」として使います。
訪問看護がややこしく感じる理由|ケアマネが迷いやすいポイント
訪問看護の制度が複雑に見えるのは、次のような理由があるためです。
- 医療処置があると「医療保険」と思い込みやすい
- 制度名が似ていて混乱しやすい
- 例外ルールが多い
👉 しかし実際は「医療保険になる人はかなり限定的」です。
別表7とは?訪問看護が医療保険になる人のリスト
別表7とは、病状が重く、最初から医療で支える必要がある人の一覧です。
【別表7の主な対象】訪問看護が医療保険になるケース
- がんの終末期
- ALS
- パーキンソン病(重度)
- 筋ジストロフィー
- 脊髄の難病
- エイズ
- 人工呼吸器を使用している人
全部で「19の病気+1つの状態」が定められています。
【別表7のポイント】
- 要介護認定の有無は関係なし
- 該当すれば必ず医療保険
別表7のメリット|訪問看護が使いやすくなる理由
別表7に当てはまると、訪問看護の利用が非常に柔軟になります。
- 週3回まで → 回数制限なし
- 1日に複数回の訪問が可能
- 最大3つの訪問看護ステーションを併用できる
- 退院当日から訪問可能
👉 ケアマネとしては調整しやすく、在宅支援が安定します。
別表8とは?医療的ケアが多い人のリスト
別表8は、医療的ケアが多く、手間がかかる状態を示すものです。
【別表8の主な例】
- 在宅酸素
- 胃ろう
- 点滴
- カテーテル
- 人工肛門
- 深い褥瘡
【重要】
👉 別表8だけでは医療保険にはならない
別表8のメリット|介護保険のままでも柔軟に対応できる
- 訪問回数を増やしやすい
- 90分以上の長時間訪問が可能
👉 介護保険の枠内でも、必要なケアを確保しやすくなります。
別表7と別表8の両方に該当する場合
このケースは最も手厚い支援が可能です。
- 医療保険で訪問看護が利用できる
- 回数制限なし
- 長時間訪問も可能
👉 在宅療養の支援体制が整いやすいパターンです。
特別訪問看護指示書とは?一時的に医療保険へ切り替える仕組み
特別訪問看護指示書は、一時的に医療保険へ切り替えるための医師の指示書です。
【使われる場面】
- 急な体調悪化
- 退院直後
- 看取りが近い時期
【ポイント】
- 期間は最大14日
- 期間中は医療保険扱い
- 週4回以上の訪問が可能
【月2回使える特例】
- 気管カニューレ
- 深い褥瘡
よくある誤解|医療処置があっても医療保険とは限らない
次のような状態でも、基本は介護保険です。
- 人工呼吸器
- 酸素
- 胃ろう
- 点滴
👉 医療保険になるのは「別表7」か「特別訪問看護指示書」があるときだけ。
特定疾病との違い|40〜64歳の介護保険利用と混同しないために
| 項目 | 別表7 | 特定疾病 |
|---|---|---|
| 使う保険 | 医療保険 | 介護保険 |
| 年齢 | 全年齢 | 40〜64歳 |
| 目的 | 医療的管理 | 介護サービス利用 |
ケアマネのための訪問看護チェックリスト
- まず「別表7」に当てはまるか確認
- 当てはまらなければ「特別訪問看護指示書」を確認
- 別表8で訪問回数や時間の調整ができるか検討
まとめ|訪問看護の判断はこの順番だけで迷わない
👉 最初に見るのは「別表7に当てはまるか」
- 当てはまる → 医療保険
- 当てはまらない → 介護保険(必要に応じて特別指示書)
訪問看護の判断に迷ったら、まずここを確認すればスムーズに整理できます。
ケアマネが迷わない判断フロー(実務向け)
“超シンプル版”です。
- 要介護認定あり? → YES → 原則は介護保険
- 別表7に該当する? → YES → 医療保険
- 医師が特別指示書を出した?(14日以内) → YES → 医療保険
- 精神科訪問看護? → YES → 医療保険
- 上記以外 → 介護保険
【引用元】
- 厚生労働省「介護保険最新情報」
- 厚生労働省通知「訪問看護に関する取扱いについて」

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