介護保険最新情報 VOL.1397

お金
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令和7年8月からの
室料相当額控除の適用について

令和7年8月1日より、介護老人保健施設の「その他の型」(基本型及び強化型以外の型)及び「療養型」並びに「Ⅱ型の介護医療院」の多床室の料金が変わります。

令和7年8月から260円の引き上げです。(1日あたり)
(30日(一月)で7800円です。)

料金が変わる施設について
 介護老人保健施設は全国に多く点在しますが、その中で「その他の型」と言われる施設は、おおむね3パーセントほど。「療養型老健」は400件、また「Ⅱ型の介護医療院」は、300件ほどです。今回8月より居住費が増額する方は、課税世帯の方です。非課税世帯の方は、これまでの制度と変更はないです。

今後の制度の持続性について
 現在、医療機関へ入院する費用と介護保険施設への入院の費用では、医療機関への入院のほうが安くなることが多いです。そのため、高齢者の方からは「介護施設への入所するよりも医療機関へ入院していたほうがいい」との声も聞こえてきます。現在の社会的入院をさせないという世の中の動向とは違っています。
 多床室の室料については、以前の介護給付費分科会にて検討されいます。介護保険制度を持続可能な制度とするためには、今後はすべての老人保健施設や老人福祉施設へ入所されるすべての方の負担が増えることもあるかもしれません。また、一方で物価高騰が施設運営の継続を困難にしているのもまた事実です。今後の介護保険制度の向かう先が、利用者も支援者も安心して未来を築ける道となるように願いたいです。

https://www.mhlw.go.jp/content/001507306.pdf
出典:厚生労働省ホームページ「令和7年8月からの室料相当額控除の適用について」

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